MAVUNO 究極のカシミヤハンドメイドニット
2013.11.10| MAVUNOについて, 商品
先日、ようやくお披露目できたMAVUNOのオリジナルカシミヤニットのお話を少し。
このオリジナルのカシミヤアイテムかなりの高額プライス・・・カシミヤって高級素材のイメージが確かにありますが、にしてもこの価格・・・ってなりますよね。作ってる私でさえ本当にそう思います。
元々、私は極太のニットが大好きでもしオリジナルをつくるのなら絶対極太のモコモコニットと心に決めていました。縁あってオリジナルのニットを作る機会に恵まれたのでカシミヤ好きの私としては、絶対100%カシミヤの極太ニットを作る~。だって、見たことないから~!そんなニットがMAVUNOのオリジナルであったら嬉しいな~。と浮き足立っていました。
材料を探し初めてすぐ、極太のカシミヤニットが世の中に存在しない理由が判明しました。カシミヤは金と同じように高価な素材です。カシミヤの毛糸自体の流通がまず珍しいし、あっても私が思い描く太さよりずいぶん細いんです。太ければ太いほど高価。どうやら極太のカシミヤ毛糸は使う人がいないため、リアリティーがなく国内では存在しませんでした。
やむ得ず、手に入るカシミヤやカシミヤ混の素材も集めてみましたが、太さと素材感、両方を兼ね備えたものはみつからず、諦めかけた時にどうにか辿り着いたのが、NYにある毛糸のメーカーでした。
思い描いたカシミヤ100%の超極太。しかも、ハンドスパンで毛糸にしてるので糸の太さがマチマチです。おまけにオーダー後に必要な分だけ、手染めで染めているのでムラが残ることと、染色の度に色の変化が生じ全く同じ色は出せません。本当に手間暇かけた最高の素材です。
初めてその毛糸に触れた瞬間は思わず「ぎゃっ!」と声を上げてしまいました。触れたことのないヌメリ感と肌触り。
MAVUNOで手編みのハンドメイドのカシミヤニットをつくることが目標でしたが、気がつけばその素材までがハンドスパン、究極のカシミヤハンドメイドニットを作ることになっていました。
素材の良さが伝わらないオンラインショップで展開すべきではないアイテムだとの自覚はありますが、あの肌さわりが忘れられず個人的な欲望で作ってしまったMAVUNOオリジナルアイテムです。興味もって頂けたら幸いです。